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2012.02.10

個人的によかった練習方法

私自身がやってみて、上達に役立つと思った練習方法です。


1.今より上手になりたいと思って描く


2.絵の上手な作家の作品を横に並べて見比べながら描く


3.絵の上手な作家に、自分がなりきって描く。


4.クロッキー。10分とかでなく1枚1分くらいでひたすら枚数を描く。


5.なるべく実際の物を見て描く


6.毎回、限界まで妥協せずに描く


7.漫画を描く


8.厳しい評価に定期的に作品を晒す


9.ライバルをつくる


10.立体の形と構成を意識する


説明します。


 



1.上手になりたいと思って描く


当たり前じゃん・・・・と思うかもしれませんが。意外と心構えって大事です。
絵は描けば描くほど上手になる、なんていいますが、何も考えずに闇雲に描いていてもそれほど上手になりません。
というより、下手なままの自分の絵に眼や手が慣れてしまうことによって、余計に下手になることもあります。
大事なのは常に「今の自分より上手になりたい」と思い、頭も手も眼も使って、上を目指すことです。




2.絵の上手な作家の作品を横に並べて見比べながら描く。
3.絵の上手な作家に、自分がなりきって描く。


人は自分の頭でイメージできたものしか描けません。
その頭に描くイメージのレベルが低ければそれ以上のものは描けません。
上手な絵と見比べながら描くと、頭の中のイメージが常にその上手な絵のレベルに引き上げられますので、現在の自分のレベルより高いものが描けます。模写をするのもいいと思います。


作家になりきるのもこれと同じです。
今描いている絵を見ながら、
「●●先生なら、このシーンをこんな風に、こんな画力で描くだろうか?」と想定してみましょう。
あの先生なら、ここはもっとこうする、ここはこんな風にはならない、と自分のレベルより高いレベルで絵を考えることができるはずです。


考えることができたら描けるわけではありませんが、今のレベルよりは上に進むことにつながります。
同じ理由から、とにかく上手な絵をたくさん見るのも大事です。




4.クロッキー。10分とかでなく1枚1分くらいでひたすら枚数を描く。


人体の練習にはこれが一番いいと思います。
詳しくは「クロッキー」のところを読んでください。




5.なるべく実際の物を見て描く


やっぱり「見る」のは「描く」の基本です。デッサンですと「1分見て30秒描く」というくらい、「見る」のが重要となります。漫画ではそこまでは不要かもしれませんが、「ちゃんと見る」能力は必要です。


よく見知っていると思っているものでも、実際の資料をちゃんと見て描くのと、想像で描くのとは違います。


資料を用意できるものはなるべく資料を用意して、ちゃんと見て描きましょう
特に植物や動物、建築物や乗り物など、適当に描くと思わぬ間違いがあって恥をかくことも汗。


余談ですが、ある編集者が絵が下手な志望者の原稿を見て怒ったという話を聞いたことがあります。
その志望者は「手」がちゃんと描けていなかったそうです。私も手は苦手ですが。


「手なんて自分の身体についてるじゃない。何にも特殊なものじゃないし、資料が手に入らないわけでもない。いつでも見れるものなのに、明らかに見て描いてない。なんでちゃんと見て描かないの?なんで漫画家志望だって人間が、その程度のこともしないで、編集部に漫画持ってくるの?」


私も「手を上手に描くコツはありますか?」と聞かれたことがあります。
「毎回自分の手を鏡に映したりデジカメで撮って描いてます。なれてきたら少しずつ見なくても描けるようになってきます」と答えると、
「やっぱり見て描くんですか・・・」と、がっかりされました。
「ある作家さんは裸足の足が苦手だったので、ノート一冊丸々練習しまくったら描けるようになったそうですよ」と重ねて言うと、
「そういうのしかないんですかね・・・」ともっとがっかりされました(苦笑)。
何かもっと簡単に手早く描けるコツを教えて欲しかったのでしょう。


「描けない」と言っている人の大半が、ちゃんと見ていません。


人間のポーズや、体のデッサンや、服のシワ、光の当たり方など、資料を用意できるものは限られているかもしれませんが、それでもできる限り、実際の現物をみながら描く癖をつけましょう。


また、なぜか「資料を見ないで描く」ことに憧れがある人がいるようなんですが・・・。それは「資料を見ないでも、完全に頭に入れてしまうまで、膨大な時間・枚数を、資料をきちんと見て描いてきた人が結果的にそうなった」だけであって、最初からいきなり目指すようなことではないです。


早くそうなりたいなら、なるべく最初から、きちんと資料を見る癖をつけることをおすすめします。


 


6.毎回、限界まで妥協せずに描く


これは私が中1のときに編み出した練習法です!というほどの練習法でもありませんが。
今思えば未熟な分上達も早かったのでしょう、描いているときは「これでいい」と思っていた絵も、数ヶ月後見ると悶えたくなるほどひどくて、「こんな絵を友達に見せていたのか・・・!」と穴に入りたいような気持ちになりました。絵を描く人なら誰でも体験していると思いますが、私はそれが嫌でたまりませんでした。


どうしたら昔に描いた絵を見ても、悶えずにすむのか、あの嫌な気持ちを味合わずにすむのか・・・。
考えているうちに気づいたのですが、たまに「これは我ながらかなりいい!」という、RPGで言うなら「会心の一撃」「クリティカルヒット」にあたるような絵が描けることがあります。自分でも何日も見ていたくなるような、お気に入りの一枚です。
そういう絵なら、数ヶ月後に見ても、それほど悶えずにすむのです。


「それなら、すべての絵をクリティカルヒットにすればいいんだ!」というのが私の結論でした。12歳なりに一生懸命考えたので笑わないでやってください。


というわけで、時間と体力気力が許す限り、自分が描く絵をすべてクリティカルヒットにすべく、とにかく限界まで妥協しないということにして、絵を描くようにしたのでした。
もちろんあんまりにも妥協しないと永遠に仕上がりませんので、「これが今の自分の限界だ」と思うところまで頑張ったら、いったんそこでちゃんと仕上げます。
限界まで頑張ったのにうまくいかなかったものについては、次回の課題とするのです。


なお、これはあくまで練習の話です。
実際に漫画を描くときには投稿の締め切りとかもあるので、漫画を適度なスピードで仕上げるというのも重視してください。漫画は絵だけではありませんので。
ただ、重要なシーンや、アップの表情などについては、他を割いてでも時間をかけて妥協せずに描いてください。




7.漫画を描く


「練習法」と描いているのに練習じゃない方法ですが。
実は、全体的な画力を上げたいなら漫画を描くのが一番なんですよ。


連載始めは絵が下手だった新人漫画家が、1年も連載するとびっくりするくらい上手になったりするでしょう。(その後慣れすぎて劣化したり変な絵柄になる人もいますが・・・)
やっぱり数を描くというのはとても大事なのです。また、プロだと当然他の先生方と同じ誌面に並んで掲載されますよね。あれも実は大きいです。私も経験ありますが、雑誌として読んでいくとき、自分のところでいきなり絵のレベルが下がると心底ショックを受けます笑。
2,3に描いた「上手な人と比べながら」という効果も入るわけです。


なので、「絵が下手なので、練習して上手になってから漫画は描きたいと思う」という人には、「じゃあ練習がてら漫画を描けばいいじゃん」と言ってます。
漫画を描くとなぜ上達するかというと、「模写」のところでも描きましたが、とにかくいろんなポーズ、アングル、表情、老若男女、動物、背景、総合的に全部全部描かなければならないからです。


イラストばかり練習していても、「玄関で靴を履き替えようとしているポーズを上から俯瞰のアングルで」なんてのや、「振り向いて話しながら、椅子に座ろうとするポーズを後ろのアングルから」だとかいうのは、なかなか描けるようになりません。
だってイラストだと「自分が描きたいもの」しか描きませんもん。
かわいい女の子、かっこいい男の子がキメポーズしているような絵しかかかないでしょう。描きやすいポーズ、描きやすい表情しか描かない。
イラストばかり描いて練習しても、漫画の絵が描けるようになるわけではないのです。
漫画を描きながら練習するのが、一番上達します。


ついでに、漫画の絵では、人体のデッサンがとれていればいいという話ではなく、ページ全体の構成や、コマの中の構図のとり方など、総合的に考えなければなりません。
そういう練習も含め、漫画を描くのが一番なんです。


 


8.厳しい評価に定期的に作品を晒す


某質問サイトでも、「絵の批評お願いします」ってアップしている人がいますが、ああいうのでもいいです。身近に厳しい批評をしてくれる人がいるなら、もちろんそれでもいいですが。


人間やっぱり、自分の作品にダメだしされたり、けなされるのは嫌なもんです。


だから、一度そういう目にあうと、今度はダメ出しされないように、けなされないように、必死で描きます。今までなら手を抜いていたところも、「こんな手抜きをしたら、絶対あの人につっこまれるよな」ということが頭をよぎり、ギリギリまで努力して描くようになります。


そもそも、不特定多数の人目に、批評もふくめて晒しモノになるわけですからね。生半可なモノは出せないでしょう。


6の妥協せずに描く、につながります。


またもちろん、自分の知らなかった短所を指摘してもらえたり、練習が必要な部分を教えてもらえたりすることもあります。


お世辞しか言わない友達同士で馴れ合いで褒めあっていたり、自分より低いレベルの人から褒められまくっていても、あまり上達しないので、厳しめの評価をくれる人がいる場所にアップするといいでしょう。


私は某巨大掲示板でこれをやっていたことがありますが、意外と厳しい意見が来ず・・・多分見ていた人が素人レベルだったからかも。質問サイトの方がいいかもしれませんね。


あと、「けなされたくない」「誰かわからん人に批評とか受けたくない」「そもそも恥ずかしい」とかいうタイプの人は、漫画家あんまり向いてないんじゃないかなあ〜と思いますが・・・。漫画家って、漫画のプロとは限らない編集者に認められないと作品出せないし、出したあとも不特定多数の読者の評価で、価値を決められる仕事なんで・・・。


あと、ランキングや評価がつく、お絵かきSNSもおすすめです。ただ、ああいうところってオリジナル作品で評価を得るのはものすごく大変なんですよね。そもそも見てもらえないので。あと、どうしてもカラー作品中心になるので、漫画に必要なデッサン力や表現力の評価という部分では、ちょっとズレるかも。デッサンいまいちでも、色彩センスだけで評価されることも多いですし・・・。


 


9.ライバルをつくる


私が子供のころからをずっと思い返してみると、常に、「自分よりちょっと絵が上手な友達」がそばにいたように思います。そういう人がいたときには、絵を描く量も多く、向上心も強かったです。その子に負けたくない、馬鹿にされたくないという気持ちがあったんでしょう。


上記の8.と似たようなものですけれど。


別に、「ライバル宣言」なんかしなくていいので、学校でも、ネット上でも、「自分よりちょっと上手な人」を見つけて、勝手に脳内ライバル認定してみるといいでしょう。


私は漫画の投稿のときにそういうことをしていましたね。同じくらいの順位の人を勝手にライバル認定という。自分がなまけている間、その人は必死で絵を描いているのかもしれないと思うと、やる気も出ますよ。


 


10.立体の形と構成を意識する



物を描くときの基本ですが。絵を描きなれてない人は、まずいきなり輪郭だけ描こうとしたりしますが、その前に、描こうとしている物の構成を、きちんと把握した方が描きやすいです。

自分が「何がどうなっているのかよくわからないもの」はちゃんと描けません。

例えば、難しい「手」を描く場合にも、ただふんわりと手の輪郭だけを描こうとしてもうまくいきません。
「手」はまず「手のひら」という五角形の板に、「指」という五本の円筒形がくっついていることで構成されています。
この「手のひら」はさらに大きく三分割して考えることができます。手を握ってみればわかりますよね。「手のひら」という板が折れ曲がるようになるでしょう。「三分割ほどに折れ曲がる板」が「手のひら」なんです。
そして五本の指もそれぞれ関節があって、そこで自由に動くことができます。そのあたりのことについては、さらに骨と筋肉を調べるとよくわかるようになります。
手を描くときに、「これは三つに折れ曲がることができる五角形の板に、それぞれの関節で動く円筒形の指が5本ついているものなのだ」という認識が、あるのとないのとでは、描き方も、描けるものも変わってきます。

人体の練習をしていくと、人体の仕組みを知る必要が出てくるのも、このためです。
もちろん、人体だけでなく、すべての立体物で同じことが言えます。

まず描こうとしている物体が、「どういう形の立体物」が「どう構成」されて、「どういう仕組みで動き、そのポーズを作っているのか」ということを理解すると、きちんと描けるようになっていくと思います。
「なんだかよくわからないけれど、とりあえず見たまま描こう」だと、うまく描けないままです。


という感じです。


もっと直接的に役立つ方法を期待していた方がいたらすみません・・・。


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