--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012.03.22

■持込と投稿、どっちがいいの?

こういう質問をよく聞きますが、この質問は微妙に間違っていまして。
正確には、「持込+投稿」と「投稿だけ」、どっちがいいの?ということになります。

持込というのはそのまま、雑誌の編集部に原稿を持っていって、編集者に批評してもらうことを言います。
投稿というのは、雑誌の賞に原稿を応募することです。


持ち込んで、そのまま編集者に原稿を預けて賞に応募する人も多いので、「持込」と「投稿」が同列で比べられているのかなと思いますが、持ち込んだら必ずそのまま投稿しなければならないわけではありません。

原稿を持ち帰って、批評されたところを修正してから郵送で投稿してもいいですし、他の雑誌社に同じ原稿を持ち込みしてまわって、もっとあっていそうな会社があったら、そっちに投稿してもいいのです。

さて、「持込+投稿」と「投稿だけ」なら、どっちがいいか、すぐにわかるのではないでしょうか?


もちろん、せっかく苦労して描いた原稿です。編集部の批評をきけるだけきいて、勉強できるものは勉強し、直せそうなところは直しつくしてから投稿する方がいいに決まってます!


投稿原稿に対する批評は、受賞作品などは誌上でやっていただけますが、よほど上の賞でない限り数行くらいで終わりますし、受賞できないレベルだと、批評自体ありません。
自分の原稿のどこが良くてどこが悪かったのか、わからないのです。

自分の長所も短所もわからない状態で、ただ投稿を重ねるより、編集者にいろいろ教えてもらいながら投稿した方が、成長が早いに決まっています。

特に初心者ほど、まだまだ「製作側」の視点が持てず、自分の原稿を客観的に考えるということができないので、編集者の「製作側のプロ」の目で批評してもらい、早く製作側の視点や考え方を身につけられるようにした方がいいでしょう。

あなたが苦労して描いた「完成原稿」は直接編集部の指導が受けられる、貴重な成長材料でもあるのです。
担当編集がついている人なら、ネームの段階で担当さんにチェックしてもらえるのですが、そこまでいっていない場合、編集部はネームや途中段階での原稿の持ち込みは原則受け入れていませんからね。
必ず、完成原稿で持ち込まなければなりません。

ただ投稿して終わり、ではあまりにあまりにもったいないので、できる限り持込にいくことをおすすめします。

出版社は東京に集中しているので、遠い地方の人は交通費も時間も大変だと思いますが、三回投稿するとしたら、うち一回はなんとか持込をして、1作につき3社くらいは編集部をまわるといいと思います。
スポンサーサイト
2012.03.21

とにかく第1作目の持ち込みを早めに!


持込って怖い、もっと上手になってからにしたい、どうしたらいいかわからない、緊張する、厳しいこと言われたらどうしよう・・・・
という不安は皆さんあると思います。

が、これができないことには、到底漫画家になんてなれません。

漫画家は実際に編集部に足を運んで(まあ遠い人は電話になりますけど)、編集者とサシで打ち合わせして時には議論して、作品を作り上げるような仕事です。

プロになったあとも、その雑誌でうまくいかなけりゃ自分で自分を売り込みに、自分の足で直接編集部まわりをするのです。デビューした雑誌でそのまんまずっとヒットしているような数少ない作家以外は、そうやって食いつないでゆきます。

編集部が怖いとか言っていたら話になりません。


大丈夫です。たいていの編集部は持ち込み対応なんて慣れてますから、緊張するのは仕方ないにしても怖がる必要はありません。
また、「もっと上手になってから」などと見栄をはろうとすると、それだけ成長が遅れますよ。
編集部なんて、小学生が鉛筆で描いたような原稿だってみてるんです。下手な原稿なんか見慣れすぎています。

「上手になってから」ではなく「上手になるために」持込に行くのだと考えましょう。

素人のちっちゃい見栄やプライドなんてとっとと捨てて、早くプロの世界に飛び込むのが一番です。

投稿者は自分の長所短所を自分で思ってるほどはわかってません。自分で思ってもない部分が長所だったり短所だったりします。

それだけ、まだ読者や編集者の視点とかけ離れているのです。

一度も持ち込みに行かなければ、自分で自分の長所短所がわからないまま、漫画を描き続けることになり、時間の無駄です。

なので、私はとにかく一回目の持ち込みをなるべく早くやることが大事だと思っています。
ようやくそこで、自己満足の作品作りから、読者を意識した漫画家への、第一歩が始まるからです。

第一作目〜三作目くらいまでは、こだわって時間をかけるより、なるべく多くの編集部の目を通して、プロの目から見て自分の長所短所が何なのか、レベルはどれくらいなのか、今の自分の実力を知る方を優先させると良いと思います。

2,3回やって同じことばかり指摘されるようなら、多少時間をかけても、少しずつ内容にこだわってゆくとよいでしょう。

打たれ弱い人は、最初の持ち込みで厳しく批評されて、漫画家を目指すのを辞めてしまうかもしれません。
でも、それならそれでいいのです。その程度の精神力しかない人はどうせ漫画家にはなれません。
向いてないなら向いてないと、早くにわかった方が人生の方向転換もききやすいです。

現実知るのは早い方がいいです。

真剣に漫画家を目指すぞ!と決心してから最初の半年〜1年で最初の1作を持ち込み(16Pなどの短編ならもっと早く)、それ以降は、2〜3ヵ月に1作くらいのペースで持ち込みするのを目標にするといいと思います。
もちろんもっと早く描けるならそれにこしたことはありません。
2012.03.20

持込ってどうするの




1.その雑誌の応募規定に合った完成原稿をつくる。


漫画雑誌の最終ページの目次を見れば「漫画賞」に関するページがあると思います。
そこの規定をよく読んでください。
サイズや、画材のことなどがちゃんと書いてあります。



2.編集部に電話する


電話番号は、やっぱり漫画賞の規定ページに書いてあります。
「持込歓迎」などのコーナーがあるはずです。


●電話前に準備するもの


・完成原稿
当然ですが。

なお、完成原稿があるという前提で、他のネームなどもあれば見てくれる編集者もいます。(完成原稿のレベルが低すぎたり、忙しい編集者だと無理ですが)

なので、そういうものがある場合は、それも一応用意していくといいかも。
いきなりネームだけとかプロットだけは多分無理です。どうしてもという場合は問い合わせてみてください。


・持込の希望日時を書いたメモ

 特に遠くから行く場合、予定を動かせないこともあるでしょうから、ちゃんと考えておきましょう。
編集部は希望を聞いてくれますが、向こうにも都合があるので、一応第2希望くらいの時間帯まで考えておくといいでしょう。
他の出版社もまわりたい場合は、移動距離や各持込にかかる時間など考えておきましょう。

私の場合、だいたい2時間おきくらいでなんとかなりました。もちろん午後ですよ。午前中はいませんからね。編集部。


・メモとペン
 
編集者の方と話して決まった日時をちゃんとメモしておきましょう。忘れると大変です。
あと、対応してくださる編集さんのお名前も控えておきましょう。
何かあったらその方に連絡しなければなりませんし、当日もその方あてに訪問することになりますので。



●電話するタイミング


あまりに直前だと難しいこともあると思います。一週間前くらいからなら大丈夫でしょう。
そして時間帯は午後にしましょう。編集部は夜遅いかわりに朝も遅いです。午前中だと誰もいなかったりします。


そしてドキドキの電話ですよ。
とりあえず、電話に出た方に「こんにちは。漫画の持込をしたいのですが」と言えば、担当の方に替わってもらえます。
そこでたいてい「いつがいいですか?」と希望を聞いてもらえるので、自分が希望する日時をつげましょう。
向こうはしょっちゅうこういう電話を受けています。中学生や高校生の相手もしているでしょうから、そんなにうまく話せなくても大丈夫です。

最低限、学校の先生に使うのと同じレベルの敬語で話せれば十分です。大人でも変な敬語をしゃべってる人はたくさんいますしね・・・。


ちなみに、私は一度だけ持ち込みを断られたことがあります。
「あの、すみません、あのね、今ちょっと忙しくて、それどころじゃないんですよ!」といきなり言われ「はい、すみません」と切ったんですが、その雑誌、それからまもなく潰れたんですね・・・。

持込を断られるというのは、そういう事情でもない限り、滅多にないと思います。
まあ断られても、その雑誌がよければまた日にちおいて申し込んでみればいいんです。




3.持込に行こう!



あとは、約束した時間に行くだけです。もし、約束した時間に遅れてしまいそう、あるいは何かの事情で行けなくなってしまったら、なるべく早くに電話して、そのことを相手に伝えて謝りましょう。

私も一度だけドタキャンしてしまいました・・・。徹夜で原稿を仕上げて、二時間だけ眠るつもりが起きられなくて新幹線に間に合わなかったんです・・・。
相手の方はやさしく、遅れても来てくださったら見ますよと言ってくださったんですが、他の出版社も回る都合もあって、断念しました。その節は本当に申し訳ありませんでした。
みなさんはこういうことないよう、余裕をもって原稿しあげましょうね(泣)

さて、編集部にいくとたいてい受付っぽいものがあります。
そこの人に「今日●●さん(編集者の名前)と●時にお約束があるのですが」と伝えますと、その方が呼び出しをしてくださいます。

小さい編集部や編プロなら、受付などはないかもしれませんが、外部から来た人が最初にどこに行けば会いたい人を呼び出してもらえるのか、わかるような仕組みにはなってますので、そう心配しなくてもいいです。(会社だってたくさん外部から人がきますからね。わけがわからない構造にはなってません)

ただ、漫画家志望の方のブログで、編集者の方が忘れていてドタキャンされたというすごい事例がありました。私は幸いそういう目にあったことはないのですが、編集者はとても忙しいのでそういうこともあるようです・・・。
多少でも余裕があれば、他の編集の方が対応してくれそうなものなんですけどねー。


では、ここで一応最低限のマナーです。


●編集さんがやってきたら、座って待っていたとしても、とりあえず立ち上がりましょう
そして、編集さんが前まできたら、「よろしくお願いいたします」と一礼しましょう。
座ったままじゃダメですよ。基本的に相手が「座って」と言うまでは勝手に座らないこと。

●もし、編集さんが名刺を渡してきたら(多分原稿見る前に渡すことはないと思うのですが)、必ず両手で受け取ること。片手に荷物を持ってたら下に置いてでも、必ず両手で。

●終わったあとも、立って一礼して「ありがとうございました」って言いましょうね。

まあ、このくらいできればいいかと思います。社会人じゃないですし、そこまでマナーをうるさく考える方は少ないと思います。



4.原稿をみてもらう



たいてい、すぐ原稿を見ていただくことになります。
編集さんが原稿を見ている間は、当たり前のことですが、静かに。

何か訊かれない限りは、自分からぺらぺら話しかけたりしないでくださいね。


この間、その編集部の雑誌などを渡されることもあるのですが、私は、原稿を読む編集さんを観察することをおすすめします。(編集さんにしてみればいやかもしれませんが・・・・)
あまりあからさまにじーっと見つめると失礼ですので、こっそりちら見しといてください。

そして、編集さんがどこで手をとめるか、どこを流すか、あるいはページを戻って確認したりしていないか、表情はどうか、チェックしておいてください。

読み終わったら、編集さんがいろいろ感想をいってきたり、また質問してきたりします。
どこが良いのか、悪いのか、ちゃんとメモをとっておきましょう。


そして、こちらも編集さんの言う意味がわかりづらかったら、正直に、「すみません。それはどういうことでしょうか?」と質問しましょう。

せっかく勇気を出して、時間かけて持込に行くんです。わからないままにしておくのはもったいありません。

編集者はみなさん、基本的に高学歴で頭の良い方が多いです。なので、意味がわからない話し方をする人はいませんが、たまに感覚的に話す方や、専門用語などがわかりづらいこともあります。
言葉の定義が自分と編集者とで違っていることもあります。「ん?」と思ったことは遠慮なくききましょう。



あと、こういうことを言う人は少ないとは思いますが・・・「言い訳」「反論」は基本的にやめましょう
編集者も人間ですので、こういうことをぐちぐち言う人間に、真摯にアドバイスしようという気は薄れてしまいます。

「言い訳」については、言い訳するくらいなら、ちゃんと最初から描けばいいの一言につきます。言い訳すればするほど、「わかっていてやらなかった怠け者」ということを証明するだけです。


第一、プロになるつもりの人間が、言い訳つきで人に作品を公開するなんて、ものすごく恥ずかしいことです。
読者にも同じことをするつもりでしょうか?「時間がなかったから仕方ないんです」「絵はまだ練習中なんです」あなたはお金をとって作品を売る立場を目指す人間です。そういったことは許されません。


心の中の反省材料として大事にかみ締めて、次回そういうことのないようにしましょう。


「反論」については、「反論」ではなく「なぜ編集さんがそう感じたのか理由を聞き出す」方向へもっていきましょう。


たとえば編集さんが「この主人公弱すぎない?これじゃ面白くないよ」というようなことを言ったとします。

「いえ、その漫画は、敢えて弱い主人公が活躍するというのが面白いんですよ。だからそれでいいんです」
などと言ってはいけません。

あなたが趣味で漫画を描くなら「自分がいいと思うものはいい」でかまいませんが、編集部を通して人に売りたいなら、そういうわけにいきません。

編集さんが「面白くない」と思ったという「事実」が重要であって、あなたの思い入れや事情は関係ないのです。
編集さんは最初の読者です。読者が「面白くない」といったら、作者が何をいっても「面白くない」んです。
あなたが読んで面白くなかった漫画について、作者に「それはこういう事情があって、そういう漫画なんだから、面白いはずなんだ!」と言われても、「面白くない」という感想は変わりませんよね。

まずは事実を受け止めましょう。

そして、あなたがするべきことは、「なぜ編集さんは面白くないと思ったのか」という原因をできるだけ具体的に、正確につきつめて、次回からはそうならないようにすることです。

だって、あなたは面白いつもりで描いたんですから。何が原因でズレが生じているのか調べないと、このズレは永遠に直りません。


「敢えて弱い主人公が活躍する漫画も面白いかと思って描いたつもりだったのですが、こういう主人公はやっぱりよくないでしょうか」

というように、まずは自分がなぜそういう設定にしたのか、もともとの自分の意図を伝えて、そのうえで重ねて質問してみましょう。

そうすると
「いや、そういう設定が必ずしもダメってわけじゃないけどさ、そういう設定にしても、やっぱり読者は主人公が成長してゆく姿を見てわくわくしたいものなんだけど、この主人公の場合はさ…」
というように、編集さんも詳しい説明をしてくれるはずです。

設定やテーマ自体がダメなのか、それとも表現方法がダメなのか、もっと他の問題なのか。


編集さんが「ダメ」と言った理由と、自分が次回からどうするべきか、話しながらがっつりさぐっていきましょう。


そしてメモ大事です。持込のときのメモって、何年かたってから役立つこともあります。
なので、今わからないことや納得いかないことでも、とりあえずはメモって置いておきましょうね。
時間がたてばわかることもあります。持込メモは定期的に読み直すようにしましょう。

実は私、自分のキャラがダメな理由について、自分なりに一生懸命考えて、「キャラをたてるエピソードが十分じゃないからだ」という結論に、けっこう長くかかってたどり着いたんですけど、ふと持込メモを見直したら、とっくの昔に編集さんからまったく同じ指摘を受けていたんですね。
しかも持ち込んだ三社全部から(笑)。

三社から指摘を受けて、メモまでとって、それでも理解していなかったという・・・。どれだけ人の話を聞いてないんでしょうか私は。聞いたつもりでぜんぜん身にになっていなかったんですね。
素直に人の意見を聞き入れる能力、というのは本当に大事です・・・。


5.終わったら

終わったら、「ありがとうございました」、とお礼を言いましょう。
多分、編集さんが「この原稿どうします?賞に出します?」というようなことを聞いてくると思います。
その雑誌の賞にそのまま応募したい場合は、そのまま応募をお願いしましょう。

同じ雑誌で複数の賞がある場合は、どの賞に出したいのかちゃんと伝えましょうね。
たまに違う賞に応募されちゃってたりすることもあるようです。
けっこう編集部の方もいろいろ間違えたりしますから、安心して頼りすぎると泣きをみますよ。

持って帰って修正したい場合や、他の編集部も回りたい場合には、「一度持ち帰って修正したいと思います」と言えば、返してくれます。

たまに、即戦力レベルの志望者さんだと、編集さん側が「これはぜひうちに投稿してください」と言ってくれたり、「これ、もう受賞させて掲載するから」みたいなすごいことになっちゃうケースもあるようで、そういう場合は持ち帰りが難しいかもしれませんが、まあそれでも「返してほしい」と言えば返してくれますよ。

なお、帰る前に、編集さんが名刺などを渡してくれて「次回作のネームやプロットができたら、僕に送ってくれたらみるから」と言ってくれることがあります。
これは、あなたにある程度の漫画の実力があると認めてくれたと思っていいでしょう。(ただ、これで担当編集になってくれたとみなしていいかどうかは、ちょっと謎です。気になる方は編集さんに確認しておいてください。「担当編集」の認識などは雑誌によって違います)
ネームやプロットから見てくれるなら、毎回持ち込まなくてすみます。

こういうことを言ってもらえなかったら、残念ながら、まだ漫画の基礎力がついてないとみなされています。
頑張って完成原稿を何度も持ち込んで、ある程度のレベルまで自分を底上げしましょう。

席を立って出口に向かう際は「失礼します」と言って会社を出ましょう。
はい、おつかれさまでした!



※投稿したい雑誌に、漫画賞のページがない・・・


とても珍しいですが、新人を募集していない雑誌かもしれません。たまにあります。
それでも、その雑誌でどうしてもデビューしたい!なら、どこかには書いてあるだろう編集部の電話に、「漫画家志望の者なのですが、御社に原稿の持込をさせていただきたいのですが。」と問い合わせてみましょう。

漫画家やらの自由業は基本、どんどん飛び込んで仕事を開拓するものなので、気後れすることはありません。
というか、気後れしてたら生き延びられません。
私が広告会社でデザイナーをやっていたときは、若いイラストレーターさんがこうやって飛び込みで営業によく来ていたものです。

断られても死にゃしませんので、ダメもとでどんどんいきましょう。

ただ、新人募集していない雑誌は新人を育成したり面倒をみる意欲・余裕がない雑誌です。
なので即戦力レベルでないと、どうにもならないかも・・・。



2012.03.19

複数の編集部に持ち込んでみよう


たとえ、本命の雑誌が決まっていたとしても、私はなるべく一つの原稿で多くの編集部に持ち込んで批評してもらうのがいいと思います。

「プロからの批評」って本当に貴重なんです。

編集者でも、人によって意見はいろいろあります。好みもありますし。
また雑誌による傾向の違いもあります。

私なんか編集長が手放しでほめてくれて、受賞間違いなしとか言われた作品を投稿したら選外だったんですから(泣)。

なんでもそうですが、人に意見を聞くときは、なるべく多くの意見を聞いて、そのうえで自分でよく考えるのが大事です。

多くの人が同じ指摘をするなら、それはかなりの確率で、その作品の本当の欠点でしょう。
逆に、人によってかなり意見が分かれるなら、それは好みや傾向の問題である可能性があるので、闇雲に修正したほうがいいかは考えたほうがいいでしょう。

ですので、持込であっても、なるべく多くの編集さんに意見をきいてみましょう。

なお、ただ意見をきくだけなら友達や家族でもいいのですが、持込で重要なのはやっぱり「編集者の視点」というところです。

何度か書きましたが、初心者の立ち位置や考え方、視点は、まだまだ製作側のものではありません。かといって客観的な読者のものでもありません。
「自分の脳内の自分の世界」にこもりがちなのです。

だから、自分ではとても面白いつもりで一生懸命描いた漫画が選外になったりするわけです。

その意識の差を埋めるためにも、編集者にたくさん批評してもらって、プロの世界の価値基準を理解するようにしていってください。
頑張って、自分の脳内世界から脱出するのです。


また、雑誌との相性も重要です。
自分が好きな雑誌が、必ずしも自分の作風とあうとは限りません。
また作風があっていても、たまたまそのとき、その雑誌が求めているジャンルや作風ではない、ということもあります。

プロとして仕事にするなら、「好き」だけで選ぶのではなく、自分の味を活かせそうな雑誌、自分を求めている雑誌を探すのも重要です。
プロの人気連載でも、他の雑誌では断られたとかボツになったとかいう逸話がありますよね。

漫画家の重要な資質の一つは「自分の居場所を自分で見つける」ことでもあります。
(まあこれは、漫画家というか、人間の一生でも非常に重大な課題なんですが・・・・)

一つの雑誌でダメでも、他ではほめられるかもしれません。
「この雑誌しか嫌だ!」というのではなく、視野を広げて考えた方が、仕事にはつながりやすくなります。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。