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2012.03.10

絵に関係した仕事につきたい ・・・?

ここを読むような人は、漫画なりイラストなりが好きな人がほとんどだと思いますが・・・・・はっきり言っておきます。

世の中、「絵に関係した仕事」で、「安定した普通の待遇の仕事」というのはそう多くはありません。


ほとんどの仕事は安定していなかったり、待遇が低かったり、死ぬほど残業があったり、安定していないうえに待遇も低かったりします。
漫画家、イラストレーター、デザイナー、アニメーター、画家などはほとんどそんな仕事です。

特に「コミック系の絵を描く仕事」は非常に少ないです。
そして、その多くが「就職しない」職業=自営業です。

なので、「安定した正社員で、プライベートも大事にできるくらいの残業量で、普通に生活できるくらいのお給料で・・・」という勤務スタイルを望んでいる人は、絵の関係の仕事に向いてません。普通の事務員とか公務員とかになってください。


※この記事に書いている内容は、こちらの記事群でより詳しく書いています。この記事からもリンク貼ってます。
※また、この記事も一緒にどうぞ。

では、その数少ないコミック系の絵を描ける仕事とは、以下くらいじゃないかなと私は思います。

■漫画家
今更ですが・・・。
この記事に書いたとおりの仕事。非常に不安定な自営業です。

●学歴→一切関係ナシ。
ただしあまりに不安定なこと、成功率が低いことを考えると、保険として学歴を積む人が多い。人気漫画家は大卒が多いです。(高校生のうちから人気作家になった人を除き)


■イラストレーター
就職も多少ありますが、本当に少なく、多くはデザイナーなどと兼業です。そしてコミック系の絵しか描けない場合は就職は厳しいでしょう。就職する場合はいろんなタッチが描けることを求められます。※ゲームのグラフィッカーは別です。下記に別途書いています。
なので、基本は自営業になると思っておいたほうがいいです。

イラストレーターは漫画家や作家のように「印税収入」がほとんど見込めないため、「そのとき描いた分しかお金にならない」仕事です。つまり「時間を売る仕事」と言ってもいいでしょう。
こういう仕事の何が問題かというと、「浮き沈みに対応できない」「本人の持つ時間以上の収入が得られない」ことです。一生涯ずーっと短期バイトを続けるようなものです。
なので、コレだけで一生生計をたてるのは難しく、多くの人が何か他の仕事と兼業してます。
詳しくはこちらの記事どうぞ。

●学歴→一切関係ナシ。
ただし、少ない就職を目指すなら美術系の学歴がある方が有利。
また以下のとおり専業で生計をたてるのが難しいため、兼業が必要になる。兼業する職業のために学歴が必要になることも多いので、勉強いらないやと進路をぶん投げたり、イラスト専門学校に行くのはオススメできない


■アニメーター
会社に属することが多いですが、正社員として雇う会社は少なく、契約社員か個人事業主扱いでの請負契約になるところが多いようです。
正社員なら良いですが、契約社員なら要するに「非正規社員」ってやつなので、身分の安定はしません。
個人事業主扱いだと、これは要するに自営業ですので、もちろん安定はしないです。
ただし、漫画家やイラストレーターほど不安定ではないと思います。作家ではなく職人ですので。

ただ、アニメーターの問題は、安定性よりは、その待遇のひどさにあります。監督くらいまで上がらないと人並みの生活ができません。
一年目の目安は年収110万からということなので、これはどうあがいても生活できません。
なので、社会人になった後も、実家においてもらえるか、仕送りしてもらえるような人しか、無理だと思います。
私は職業として成り立ってないレベルだと思います。ひどすぎる・・・。
こちらの記事に詳しく書いてます。

●学歴→高卒以上。
アニメーターの場合は専門学校もそう無駄ではないと思います。美大や芸大でもいいでしょうが、上記のような待遇なので、オーバーコストです。奨学金など借りると返せませんので注意を。


■グラフィッカー
ゲーム会社に勤める仕事です。これがコミック系の仕事では、安定という意味ではまだ一番安定していると思います。
待遇については会社によります。大手企業だとかなり良いと思われますが、中小だと、それなりでしょう。ただ、アニメーターのように最低限の生活もできないということはないと思います。会社の従業員なら最低賃金が適用されるので。

ただ、その分非常に狭き門です。常に学校など自分が属する集団の中で、トップにいるくらいを目指してください。ゲームやイラストの専門に行く子が多いと思いますが、そのテの専門の場合、本当に一人レベル違うくらいにトップにいないと無理です。
上手じゃないけど、専門行けばなんとかなるか、ってのは通用しないので注意してください。
これも詳細はこちらに。(イラストレーターと同じ記事です)

●学歴→美大、芸大、ゲームやイラストの専門学校など
企業によって採用条件が違います。大手企業は四大卒以上のところも多いので、注意してください。
普通大学からも、会社によっては無理ではないですが、美芸大卒と戦って勝たなければならないので、かなり独学で頑張らないといけないでしょうね。


■番外:グラフィックデザイナーこの記事に飛ばします。なぜ番外かというと、デザイナーは絵を描く仕事ではないので。
でも、絵が好きな人はごっちゃにして目指してることもあるので、一応触れておきます。



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さて、コミック系の絵が描けそうな仕事ってこれくらいではないでしょうか。他にあったらすみません。

読んでもらったらわかると思いますが、どの仕事もそれで生計をたてるのはかなり大変です。
必要なのは画力だけではなく、営業力、時流を読む力、コミュ力、運など、総合的ないろいろな要素が絡み合っています。

普通の人が普通に真面目に頑張っただけでは、そんな仕事には就けません。

才能や運に恵まれた上に、努力でき、行動力もある、「一部の特殊な人」しかそういう仕事には就けないのです。


高校生くらいになってもまだ、「たいした努力もせず、才能がなくても、楽しくて、やりがいがあって、安定して、普通程度の待遇の仕事に就く権利が、自分にはある」と信じ込んでいる人がいるようですが、残念ながら今はもうそういう世の中ではありません。

たいして努力せず才能もない人間は、つまらなくて待遇も悪い仕事にでも必死でしがみついていかないと生きていけないような世の中なんです。

なぜこんな夢のないことを言うかといいますと、努力もせず才能もたいしてないのに、絵に関係した楽しい仕事に就けると思いこんで、安易にゲームやイラスト、漫画などの専門学校に進んでしまう人がいるからです。
これは専門学校側も悪いんですけどね。ほとんどの人はそんな学校に通ったって、フリーターかニートにしかなれないという事実を教えてくれませんから。
専門学校の出してくる就職率って分母設定にカラクリがあったり、フリーターや家事手伝いまで就職にいれているケースもあるようですので、そのまま信じないように。

特に家が裕福でない方は気をつけなければなりません。
家庭環境に恵まれていないということは、いざというときバックアップがないということです。
何が何でも「食っていける」ようにならないと、本当に将来生きるか死ぬかという目にあいかねません。

昔から、絵描き業なんてものは、働かなくても遊んでくらせるようなお金持ちの坊ちゃん嬢ちゃんが、親に高額な学費を出してもらって美大芸大で優雅に学ぶか、あるいは、貧乏でも才能と実力と根性に溢れた天才が、のたれ死ぬ覚悟で自分の腕一本をもって、世間に実力を認めさせ、パトロン(自分の才能を見込んでお金を出してくれるスポンサー)を自力で見つけて成り上がるか。

そういう、「ある程度才能ある金持ちか、命がけの天才か」どっちかしかなれないような職業なんです。


金持ちでもなく、天才でもなく、大して才能があるかもわからず、命がけというほどの覚悟もないような人間が、「好きだから」というだけの理由で気軽に目指していい仕事ではないのです。

ですので、本気で絵に関係した仕事に就きたいなら・・・


中学生くらいから、具体的にどういった仕事に就きたいのか、きちんと定めて、高校生ではその仕事に就くためのちゃんとした道筋を調べ、漫画家なら持込を開始、イラストレーターならコンペなどに応募、美大や芸大の予備校に通い、デッサンや色彩の基礎能力を身に着ける、海外で活躍したいなら英語、学歴が必要な仕事なら勉強して必要な学歴を目指す。


そういった努力をしてくださいね。

高校3年にもなってから「何か絵に関係した仕事につきたいのですが、デッサンとかできないので美大とかは無理です。イラストレーターの専門学校に行こうと思っていますが、イラストレーターの就職率はどれくらいですか?」なんてお馬鹿な質問をしないでくださいね。(この質問のどこがお馬鹿かわからない人は、絵の道は諦めて堅実な道を行ってください)

こういう人は「何か絵に関係した仕事」なんかに就けませんからね。やりがいとか、楽しさとか、そんな贅沢を仕事に求めちゃいけません。何でもいいからとにかく堅実な仕事に就ける道を必死で探ってください。高3にもなるまで、まともな努力をしてこなかった自分が悪いのです。
どうしても絵をあきらめきれないなら、ちゃんと堅実な仕事についたうえで、両立して目指してください。
今まで努力してこなかったんだから、せめてその程度の努力はしましょう。


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