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2012.01.24

お金を「もらう」話か、「払う」話か

絵を仕事にしていこうと思っていろいろ調べたり、いろんなサイトに登録しますとね、「あなたにお金を払います」という人より「あなたからお金をとります」という人や団体の方に、圧倒的に多く出会います。


このことについて、書いておこうと思います。


「あなたにお金を払います」はつまり「仕事の依頼」です。
「あなたからお金をとります」は有料の各種セミナーや講座、学校、展覧会等(こちらがお金を払って出展する)等の「宣伝」です。


当たり前ですが、絵で生活していこうと思ったら、「あなたにお金を払います」という人を増やさなければなりません。
そのために、必要な勉強・活動であると判断したら、お金を払ってセミナーに参加したり個展を開いたりすることも大事ですが、対費用効果…コストパフォーマンスの見極めについては慎重にしましょう。


人間は、「お金をくれる相手」にはとことん優しいです。「お客様」ですから。
甘い言葉だっていくらでも言います。だってお金をくれるんですもの。
ですから「あなたからお金をとろうとしている人」が、いくらあなたに甘い言葉を言っても、鵜呑みにしないように注意してください。
相手の目当ては、あなたの絵でも、あなたが絵で生活できるようになることでもありません。「あなたのお金」です。
あなたの絵を本気で良い、欲しいと思う人なら、あなたにお金を払うはずですから。


何か、「美味しそうな話」がきたときには、自分が「お金を払う側」なのか「もらう側」なのかをまず確認してください。
そして、「お金を払う側」になるときには、相手の美味しそうな宣伝文句や、自分への美辞麗句はいったん忘れてください。そんなものはただの勧誘文句ですから本気にしちゃダメです。
それより、本当にその話が、どこまで自分のメリットになるのか、自分でも調べ、他人にも相談して、客観的に考えてください。


中には、有料の講座やセミナーに通い、有料の展覧会に出品し、有料のイラストレーター登録サイトに登録しただけで、「絵の仕事をする人間」になった、あるいは近づいたような自己満足に陥ってしまう人もいると思いますが、冷静になってください。あなたはお金を払っているだけです。


お金をもらう人間にならなければ、「絵の仕事をする人間」にはなれません。
そういった有料の投資が、どれだけ「自分がお金をもらうこと」につながっているのか、冷静に判断して、不要なものは切っていくことも大事です。


中には詐欺まがいの話もあると思います。「うまい話にはウラがある」は、たいていそのとおりです。
慎重になりすぎて、まったく自分に投資せず、閉じこもったまま出てこないというのも問題ですが、額によっては「勉強代」ですまないですから、よく考えることをおすすめします。


個人的にその最たるものが「漫画専門学校」ですね。
詳しくは「漫画専門学校について」に書いていますが、あれはコストパフォーマンスが相当に悪いうえ、進路として選んだ場合には最終学歴をつぶしてしまうというかなりのデメリットがあります。
漫画家という職業、業界について本気でよく調べ、自分で考えて行動していれば、あんな学校に何百万のお金を払うことにはならないと思います・・・。



本気で漫画家を育てようとしているのは、なんといっても編集部です。
編集部は新人や志望者にお金を払う(賞金など)ことはあっても、お金をとることはありません。


どんな志望者でも、無料で応募(投稿)することができますし、担当がついたときも、受賞できたときも、デビューできたときも、すべて無料です。
むしろ、編集部が志望者に賞金や原稿料を払ってくれます。


編集部が志望者に求めているのは「漫画の能力」であり、「漫画家として成功すること」です。
「志望者のお金」ではありません。


そこまでして編集部が無料で漫画家を育てるのは、当然、売れっこの漫画家に育ってくれたら、雑誌が売れ、単行本が売れ、編集部にお金が入るからです。
逆にいえば、そうなってくれないとお金にならないので、それは必死で育てます。


それは「金さえもらえば、志望者なんかどうなってもいい」という学校とは大きく違います。


もちろん、無料で育てるということは、ある程度「将来的にお金になる」と見込まれた志望者しか対象にはしません。
だから投稿して受賞できる等、ある程度自力で結果を出せる人間しか相手にしないのです。


お金はとらない。むしろ資質がある者にはどんどん投資する。


これが本気で、本当のプロを育てようという現場だと思います。


だから、私は、変な学校とか通信教育などの「お金をとろうとするモノ」に頼らず、まっすぐに持ち込みすることをおすすめするのです。



画家、漫画家、イラストレーター、いずれもほとんどは個人事業主、自営業となります。
自分で調べ、学び、判断しましょう。お金は大切に。使うべきところは考えましょう。


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