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2012.01.27

会社員イラストレーターになりたい場合の進路

2016.8月
フリーランスではなく、イラストレーターとして「就職」したい!という人は多いと思います。
2016年現在、イラストレーターの「求人」の大半がゲーム系なので、ゲーム会社のイラストレーターやグラフィッカーになるための進路。あくまで参考までに・・・。です。


■ゲーム会社で「絵を描く」仕事

「ゲーム会社のイラストレーター」というのは、細かい職種の呼び名が会社によって違います。最終的にはその会社に問い合わせないと、よくわからないです。
最初にちょっとその説明をします。

職種名からだいたい「こういう感じの仕事」というのはわかると思いますが、会社によって求められる業務やスキルの範囲が違うことが多いので、本命会社などが決まっている場合、募集要項を見て、自分がやりたい仕事が何なのか、そのために必要なスキルは何か、調べて、わからないことがあれば、前もって会社に問い合わせて聴いておきましょう。以下は一例です。

・コンセプトアーティスト
ゲームの世界観を決めるための絵を描く人で、キャラクターよりは背景・風景が描けることを求められます。

・キャラクターデザイナー

そのまんま、キャラクターをデザインする人ですが、これ専業での募集は特に新卒ではほとんどなく、たいていは他の業務と兼業か、あるいはまず他の業務から下積みして、ある程度力のついた人だけが任される仕事だと思って良いでしょう。(だから大学の「キャラクターデザイン学科」とか、本当に何のためにあるのかわからない。それだけを勉強しても、それだけをやる仕事は存在しないんです)

・イラストレーター、2Dデザイナー
平面の絵を描く人です。つまりは「3DCG以外」という感じでしょう。
何を描くかは会社により違い、会社によっては上記のキャラクターデザイナーやコンセプトアーティストも、すべてひっくるめて「イラストレーター」としていたり、「2Dデザイナー」としていたりします。

・グラフィッカー
上記のイラストレーター、2Dデザイナーとほぼ同じような意味なのですが、場合や会社によっては、「より作業員的な人」という位置づけになることもあります。
例えば、絵の一部だけを分業して担当したり、一部のアイテムなどの作成だけをやるなど。
これも会社によって、違いますので、何をするのか知りたい場合、ちゃんとその会社に問い合わせた方がいいと思います。

・アートデザイナー、グラフィックデザイナー
このへんの言葉は、非常に意味が広く、何をする人なのかは、会社によってかなり違う可能性があります。
たとえば、背景やキャラクターだけではなく、エフェクトデザインや、モーションデザインまで含むなどの可能性もありますし、UIデザインや、ゲームの宣伝用ポスターやパッケージデザインまで含むなど。
そうなると、大学で身に着けなければならないスキルも大分違ってきます。
狙う会社の募集職種に、こういった言葉がある場合、よく要綱を読んで、何をする人で、どんなスキルが必要なのか調べて、これもわからなければ問い合わせておきましょう。




それでは、進路の話です。
個人的に、強く考慮してほしいところは赤文字にしてます。

まず重要なことは以下です。それを念頭に置いて考えてください。


・そもそもゲーム関連の就職は少ないうえ、実績のない新人を求める会社はさらに少ないので、どの学校に行ったとしてもほとんどの人はなれない。

・コミック系の絵は基本独学でしか上達させられないので、学校頼みの人は絶対にダメ。
それはどんな名門美大でも、専門学校でも同じです。
入学以前からセミプロレベルに達しているくらいでないと難しい
と思ってOK。


あなたの目指そうという道は、本当に本人次第の厳しい道です。学校は本当に少ししか補助してくれません。
ですので、どの学校に行こうとも、そこまで大きくは変わらないです。
なので、どちらかというと「イラストレーターになれなかったとき」や「他の就職をするとき」のことを考えて学校選びをした方がよいかもしれません。


では具体的な選択肢として・・・




●美芸大(難関美芸大に限ります。三流美大はナシ。AOはオススメしない)


メリット
・四大卒の学歴がとれる。ゲーム会社でも四大卒以上しか採用しない会社はある
・高校時代に基礎を習得するのが合格の条件なので、基礎がある状態で四年間応用を学べる(AOをおすすめしないのは、この大きなメリットがなくなるから)
・周囲のレベルも皆高いので、高度な環境で切磋琢磨できる
・イラストレーターになれなくてもデザイナー等の就職の道が開ける

デメリット
・受験準備が大変。(遅くとも高2春から美大用予備校にみっちり通う必要あり。学力も必要)
学費が高い。特に私立は一般家庭では厳しいレベル。国公立は数少なく競争率高い。奨学金は返せない可能性があるのでおすすめできない
・直接ゲームやイラストに関係しない授業が多い(というか、多分ほとんどが関係しない)
・課題で忙しいので描きたい絵と課題が違う場合、時間のやりくりが大変


●専門学校(ゲーム・イラスト系)

メリット
・入学が簡単(桑沢以外はほぼ無試験に近い)
・美芸大よりはゲームやイラストに直結した授業が受けられる。ただし学校によっては不要なカリキュラムも多いので注意。
・私立美芸大に比べれば学費が安い。ただし専門の中では高く、国公立美大とは同じくらいになるうえ、就職がとても悪いのでモトがとれない可能性大

デメリット
・就職活動時、学歴による足きりにあう可能性がある
学生のレベルが低い。ほとんどが遊びにきたニート予備軍。孤独に頑張る覚悟がないと一緒に腐る
・基礎を身に着けずに入学した場合、美芸大卒との差が大きく、とても追いつけない
・ゲーム系の就職ができなければ、他の就職はほとんど望めない。ゲーム系求人が非常に少ないことを考えると就職できないリスクがとても高い


●普通大学(ある程度高偏差値の文系大学を想定)

メリット
・美芸大ほど準備が大変ではない
・美術系学校よりツブシがきき、就職がしやすい
・美芸大ほど学費がかからない。(学校によるけど)
・文系ならば美芸大ほど忙しくないのでイラストにかける時間がとりやすい

デメリット
・美術系学歴ではないので、会社によっては敬遠されるかも。(あまりないと思う)
・美術系環境がない状態で、高レベルのポートフォリオを作り就活をするのはかなりの独学と根性が必要
・クリエイティヴ就職情報が美術系学校に比べて入りにくい


総括:

1. 国公立美芸大に入れる実力と学力がある人or私立美芸大に入れる裕福な家庭の人

美芸大


2. 1.に当てはまらない人のうち、イラストレーターでなくても就職したい人

普通大学

美術系就職の情報が入ってこないのが不安な場合、Wスクールで夜間や週末だけイラスト系専門に行くのはアリ。

3. 1.に当てはまらない人のうち、就職できなくてもいいから、美術系の進路に進んでみたい人

専門学校

実家が大金持ちだったり、家業があって就職できなくても大丈夫な人のみですね。
奨学金を借りないといけないような人は、専門はやめましょう。返せない可能性が高くなります。


でも、私も美術系大学に行った人間として、「普通大学」に進むことへのモチベーションの低さは理解できます。
私も高校時代、先生に普通大学を薦められたとき「そんなところに行っても学びたいことは何もない」って即答しましたもん。

なので、美大にはもろもろの事情で入れないけれど、どうしても絵の学校に行きたいひとは、専門を選ぶのもやむをえないと思います。
ただし、非常にリスクの高い進路です。周囲にひきずられず、本当に死ぬ気で頑張ってください。
学年に数人くらいはプロになれそうな人がいると思います。そういう人だけを見て、追い越すつもりでやってください。

高校生時点で、到底プロになれなさそうな画力の場合は、正直、イラストレーターとして就職できる可能性はかなり低いので、普通大学に行くのがいいと思います。

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