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2012.03.07

タイムリミット

ようやく、具体的な進路の話です。



漫画家を目指す人は、進路をどう考えていいか困っている人も多いのではないでしょうか。
高校や大学は絵に関係した学校がいいのか?
就職はするの?しないの?
漫画家になれなかったらどうなるのか?
・・・などなど。


漫画家という仕事は、どこまでいっても安定しない仕事です。
デビューしても、連載とっても、単行本が出ても、アニメ化しても・・・、連載打ち切りになって、だんだん人気もなくなって、単行本も絶版になって、どこの雑誌でも描けなくなったら・・・漫画家としては生きていけません。
漫画で一生分稼ごうと思ったら最低2〜3億くらい稼げないといけませんし、漫画が売れなくなってから就職しようたって、今の日本では新卒を逃すと就職が非常に難しいので、そのとき30代とかになっていたらもう無理です。


かといって、漫画家などの水商売は、将来のことを考えすぎても難しいです。
どこまでいっても安定しない仕事を目指すのに、どこまでも安定を求めていたら、そりゃ無理ですから。
そんなに安定したいなら漫画家なんかにならずに公務員にでもなれという話になります。
なので、最終的にはどこかでリスクをとって漫画一本に絞らなければなりません。
(もちろん、ずっと他の仕事と兼業のままで続ける人もいます。ただ月刊誌や週刊誌の連載作家になりたいなら、かなり難しいでしょう)


その「どこか」をどう設定するのかが重要になります。


ここは当然、「ここで、こういう基準で判断すれば間違いない」という回答はありません。
リスクが低いと思うタイミングを選んだつもりでも、あとから大変なことになってしまったり、逆に高いリスクをとって思い切って飛び出したらそれがよい結果になることもあります。
どんな人生、どんな仕事でもそういうことはありますが、漫画家のような仕事は特にその差が強く出ます。
そこは人間万事塞翁が馬ということもあり、誰かが正解を出してくれるものではありません。


漫画家を目指す人は志望者もプロも、この問題についてはみな真剣に悩み、自分の環境や性格、実力や可能性、自分の生き方をどうしたいかなどを、あわせ考えたうえで、決定していっています。
なので、あくまで考え方の一例として参考にしてください。


 


なお、周囲のプロになった人では、以下のタイミングで漫画一本に絞る人が多かったです。


1.連載がとれたら
2.初単行本が出たら
3.デビューできたら


これ以前の段階で漫画一本に絞るのは危険だと思っていいでしょう。
まあ中には、「担当がついた」段階で仕事を辞めてしまった剛毅な人もいますし、もちろんデビュー以前に漫画家を目指すといって就職しなかった人も多いのですが・・・・その「就職しなかった人」のうち、デビューまではかろうじて行き着くことはできても、ほとんど漫画家として食べていけていないことを考えると「危険」はやっぱり「危険」ですね・・・。



また、「漫画家を諦めたほうがいい年齢」ですが・・・。
みなさん、あまり考えたくないでしょうが・・・。
基本的に、「漫画家の年齢制限」のところで書いたとおり、いつまで目指したって本人の自由です。


ただし、日本では正社員経験がない人間が、正社員として雇用される可能性があるのは、二十代半ばくらいまで。前の記事に書いたとおりです。
そこでも相当にキツいですが、それを超えると、コネでもない限り本当に厳しくなります。


ですので、漫画と心中する覚悟がないなら、24〜5歳の段階で上記の1〜3くらいの段階に達していなければ、漫画家を諦める必要はないですが、いったんは、正社員就職を目指すなり、公務員試験を受けるなり、「他に確実に生きていける手段」を見つけておいたほうがいいと思います・・・。

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