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2013.03.04

俳句とネーム構成 

いきなり、何かってタイトルですけれど、今たまたまこの番組を見たので。


プレバト天才!?凡人!?ランキング


浜田雅功さんが司会をやっている番組で、たまーに見るんですけれども、けっこう漫画の参考にもなるなーと思ったので、忘れないうちに書いておきます。


芸能人の方に、盛り付けや俳句などいろいろやってもらい、その道のプロに添削してランキングをつけるという番組です。


特に参考になると思うのは「俳句」。


俳句と漫画ではだいぶん違うように思うかもしれませんが、五七五という非常に限られた文字数で一つの世界を表現しなければならない俳句は、投稿漫画のネーム構成において、「限られたページ数の中に、いかに必要なエピソードだけを盛り込み、また構成して、漫画を作り上げるか」という作業と、割とかぶるところがあります。


この先生の授業を見ていると、だいたい添削のポイントも見えてきます。


●不要な言葉を洗い出す


…重複表現やいらない説明など 「照らす月」→月が照らすのは当たり前なので「照らす」はいらない。


…短い言葉で置き換えられるもの 「古い塔」→「古塔」


●足らない言葉を探す


…「場所」「映像」「動き」など、表現したいことをあらわすのに十分な言葉が揃っているのか確認する


この二つをそれぞれ探し出したら、不要な言葉を削除した分を、必要な表現を補うのに使えないか推敲する。


まとまっていても単調と感じたら、言葉に方向性を持たせたり、動きを持たせたりして、世界を広げてみる。


情景が浮かびにくい場合、場所がわかる言葉や、映像化しやすい言葉を補う。


そのうえで、より美しい言葉、より印象的な語感になるよう、さらに推敲を重ね、1文字たりとも重複やムダがないように、構成してゆく。


 


これは読み切りのネームでも同じことが求められます。新人だとたいてい、ページ数は足らなくなると思います。もちろんどうしたって足らないような壮大な話を描こうとしているケースも多いのですが、エピソード取捨選択と構成の問題であることも多いです。


そのときに、役割が重複しているエピソードはないか、もっと短いエピソードに置き換えられないか、また必要なエピソードであっても、もっと役割を兼任させられないか、もっと魅力的なエピソードはないか。


さらに、物語が単調だったり、いまいち面白みに描けるなら、印象的なエピソードが少ないんじゃないか、意外性のあるエピソードがないんじゃないか、などなど。


やる作業は似ていると思いました。


 


この俳句の先生は考え方がロジカルで、感覚的ではなく、ちゃんとした理屈で説明してくれます。そして、とても良いというか、さすがというところは、その場で、ちゃんと理由をわかりやすく述べたうえで、ではどうすればいいのか、修正してくれるんですよ。それも説明どおりの納得いく結果になるように。


担当さんでも、ネームにダメだしはしてくれるけど、その場で有効な代替案をすぐに出してくれるような人、なかなかいませんよ(苦笑)。


そのおかげで、先生が説明したことが「こういうことか」とすぐにわかるようになっています。


他の料理盛りつけや絵手紙など、それぞれプロの着眼点がわかっておもしろいです。


料理盛りつけの「とにかく主役を目立たせる。ムダな飾り付けをしない」などは、エピソードの取捨選択の参考にもなりますし、絵手紙で、絵の上手ヘタより、勢いや大きさが重視されている点なども、まさに新人漫画と同じです。ちょこちょこ上手でまとまってるだけの作品より、多少ヘタでも勢いにあふれた作品の方が評価されたりします。


プロの視点と素人の視点の差など、参考になるところは多いと思います。


 


 


 

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